獣医師 浜本 和子(はまもとかずこ)
略歴:東京農工大学獣医学科卒業
テネシー州立大学語学留学
国立感染症研究所(麻疹ウイルス部)
北海道大学獣医学部附属動物病院
民間動物病院

ご挨拶
こんにちは。獣医師の浜本和子です。
本サイトを訪れて下さりありがとうございます。この文章を読んでらっしゃる人はペットを飼っておられる方が多いかなと思います。
私が最初にペットを飼ったのは中学1年生の時です。たまたま通りかかったペットショップでポメラニアン(アリス)に一目惚れしました。母親に頼んでお迎えし、大学で東京に出るまでの5年間ずっと一緒に居ました。人間的に未熟だった私は学校生活での悩みが沢山ありましたが、アリスは唯一安心して側にいてくれる存在でした。人懐こいけど賢くて我慢強くて落ち着いた性格だった彼は16歳で亡くなってしまいましたが、私にとってアリスは今でも特別な存在です。
現在、私の家には猫が一匹いて、名前を紅(べに)と言います。女の子です。紅は保護猫でした。母猫とはぐれ、車の下でうずくまっていた紅を、親切な方が拾って保護施設に届けてくださいました。その時連れて行った病院の診察台では、衰弱しており寝てしまったとのことです。
写真1(子猫時代のべに)

決して一般受けのする見た目ではない紅ですが、とても優しく賢い子です。テーブルの上に乗ってはダメ、と教えたら乗らないし(皆が寝静まった夜中にコッソリ乗ってますが)おいで、と言ったら来るし、ごはん下さい、水飲みたい、撫でてくれ、遊ぼう、ってしっかり意志を伝えることが出来る おりこうさんです。怒って噛みつく時でさえ甘噛み、の気弱な性格で、撫でるとすぐゴロゴロ鳴らす甘えん坊な紅。(すみません。猫語りすると止まらなくなります。。。)
写真2 (現在の紅)

私は大学で獣医師免許取得し渡米、帰国後数年国立の研究機関で研究をした後動物病院に勤務しました。同時に大学病院でも勤務医として勤め勉強しました。たくさんのワンちゃん猫ちゃんを診て以下のことを感じました。(あくまでも私個人の感想です)
動物たちにとって「治療」とはどこまで必要なのかな?長期、長時間にわたる病院での治療は動物に少なからず苦痛だけど、人間の「想い」との兼ね合いが難しいな。
もしうちの犬猫がガンになったら、どこまで治療するだろう?もしケガをしたら、どこまで治療するだろう?
きっと私は、彼らの苦痛を取り除く目的に叶う最低限の治療を選ぶと思う。ケガの場合は、傷口を縫い、骨折なら固定して、抗生物質を投与する、そんな風にシンプルな治療を選択するだろう。
本人(動物)がもし「我慢」や「希望」の概念を理解できるとしたら、違う選択肢もあると思うし、「出来るだけの治療してあげたい」と考える飼い主さんの気持ちも尊敬するべきだと思う。
ペットを飼うって、その命に対して責任を持つことなので、他の誰でもなく、飼い主さんが決断することだと思います。
私が獣医師として大切に思っていることは二つあります。
まずひとつ目は動物の特性に出来るだけ沿うように飼育環境を配慮をすること、
そして二つ目は飼い主さんのペットに対する考え方を尊敬尊重すること、です。
あなたの家のワンちゃん猫ちゃん達に出会うのをとても楽しみにしています。
